2025-11-27古賀
成長投資分野
新しい補正予算が話題になっていますね。
17の成長投資分野の中でも、私は特にAI・デジタル・サイバーセキュリティに注目しています。
日本は、人口減少という動かしようのない前提の上に立っています。
労働力は減り続け、地方では「店を開けたくても人がいない」状況が珍しくなくなりました。
解決策としてよく上げられるのが、移民で補うのか、技術で穴を埋めるのか。
日本が短期間で大規模な移民受け入れに踏み切る未来は想像しにくく。
となれば、答えはほぼ一つに収まります。
社会全体を効率化し、自動化し、人手に頼りすぎない仕組みに変えていくこと。
補正予算でAIやデジタル改革の枠が拡大しているのは、そうしなければ社会インフラが維持できなくなるからです。
かつてテクノロジーは競争力を高めるための手段でした。
でも今は完全に役割が変わっています。
・人手が集まらない
・属人化した業務が回らない
・知識の引き継ぎができない
こうした現実が、企業に押し寄せています。
つまりDXは、「やったほうがいいこと」から、「やらないと続けられないこと」へ変化しました。
物流、建設、医療、介護、農業、行政。
どの分野を見ても、「人を増やす」ではなく「人が減っても回る仕組み」が前提になっています。
効率化や自動化は冷たい言葉に聞こえるかもしれませんが、実際には暮らしを守るための余白を生む技術です。
DXもAI活用も、大きなシステム導入から始める必要はありません。
・紙業務を減らす
・情報をデータで揃える
・社内Q&AをAIに学習させる
・問い合わせ対応を自動化する
こうした一歩一歩が、社会全体の持続可能性につながっていきます。
揺れの大きい時代だからこそ、静かに積み重ねたものが強さになる。
今回の補正予算は、その方向を指し示すサインだったように思います。