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2023-09-22松村

値上げ時代の価格戦略

飲食店やチェーン店でも値段が上がっています。

例えば、マクドナルド。

マクドナルドといえば過去はデフレの象徴(安い)ということで、

値上げと真逆の戦略でした。

 

以前、価格破壊路線だったマクドナルド。

 

(豆知識)

現在170円のハンバーガーの20年前(2002年)の価格は59円(税抜)。

※チーズバーガー79円(税抜)、フランクバーガー75円(税抜)でした。

 

そのマクドナルドが今年7月に値上げしました。

しかし、ただの値上げではないことに気づきましたでしょうか。

 

分かりやすい例として、JR中野駅近辺の3店舗のビッグマック価格を比較します。

 

JR中野駅前の中野南口店:値上げ前450円だったビッグマックが500円

新中野店:ビッグマックの値段は470円

新高円寺店:450円のまま

 

なんと同じ商品で3つの値段、これがマックの値上げ戦略です。

 

値上げをしていく際、店舗の賃料・人件費などの運営コストを勘案し店舗を3つに分類。

もっともコストがかかる都心店は500円、都心から少し離れた準都心店は470円、その他の通常店は450円の価格に。

すべて一律で値上げするのではなく、場所を選んで値上げの幅(価格)を変える戦略を行ないました。

 

店舗側の言い分として、

一律に500円になるよりは450円の店舗もある、お客様に価格の選択肢が広がったと言えます。

 

一律の価格をやめる動きはマック以外にファミレスでも、

ガスト、バーミヤン、スシローなどでも地域別価格を取り入れています。

これからは同じチェーンの中でも、値段を選べる時代になってきました。

 

ちょっと移動すれば、あっちの店舗が安いなど今後(店舗サイトを)調べる人が増えるかもしれませんね。

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