私がテストをする際、
特にユーザー視点の再現を重視しています。
「ユーザー視点」
ホームページなりゲームなりテストをした事がある方なら
耳にタコが出来るほど聞いたことがある言葉だと思いますが、
実際やってみると難しいものです。
何が難しいのか
1つに「様々なケース」の再現があると思います。
例えば、
①どの程度テスト対象を知っているか
└初見、よく使っている、など
②どのような気持ちなのか
└楽しみ、嬉しい、憂鬱、など
③どのような立場なのか
└本人、代理、など
④どのような状況か
└色々探している、急いでいる、など
⑤どのように見えているのか
└色合い、視点の動線、など
書き出すときりがないのでこの辺りで止めておきますが、
これらのケースを意識せず、自分の感覚だけでテストを行うと、
無数にあるケースのうち、ほんの一握りしか確認出来ません。
「どのような人が使うのか」を意識することで大体は解消されますが、
・旅行に行きたくてウキウキしている
・不幸があって悲しみに暮れている
・一度だけ訪れる
・毎日同じものを使い続ける
このような感情面や時間的な感覚は再現が難しいものです。
私はこういったものも含めてユーザー視点だと考えています。
ユーザーに寄り添うテストをすることで、
より良いモノ作りが出来ると信じています。